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リオ五輪・02 [柔道]

昨日に「金メダル銅メダル云々」について
少し触れたのだけれど、タイムリーと言うのもなんだが
お昼のTV番組「バイキング」で松本選手が銅メダルを取ったことに関し、
ジャーナリストの木村太郎氏の
「銅メダル獲得で(金メダルを取れなかったと)謝罪するのはやめましょう」
という意見を表し、それに坂上氏が異論を唱える場面があった。
木村氏、坂上氏、それぞれの考えのもとでの発言で、
どちらをどうとか言う気はない。
ただ、木村氏が明らかにわかってないな、と思う部分がある。

オリンピックで闘っている柔道家はもちろん、そこまで辿り着けなかった
柔道家はみな、金メダルが至高のものだと思って闘っているはずだ。
厳しいトレーニングに耐え、色々なものを投げ捨てて引き換えに修練を
積むこと、それらを引き換えにしても挑む価値が金メダルにある、
そう考えて修練に励んできたはずだ。
そんな選手が、金メダルを取れなかった直後に
「銅でも嬉しい」
などという心境になれるはずがない。

また、「銅メダルにすら届かなかった選手に対して失礼ではないか」
という意見を聞くこともあるが、これも的ハズレだと思う。
せめて銅でも欲しかった、と思う選手はなかにはいるかもしれないが、
金メダルを目指して闘って結果敗れたことにおいて
銅の選手も届かなかった選手も思いは同じなのだ。
「彼も金メダルを目指してここまで来たんだよな」
と共感こそすれ、「銅で謝罪」に反感は抱かないと思う。
もちろん、銅にとどかなかった選手が、とどいた選手に対して
アノ野郎、贅沢言いやがって、という思いは抱くかもしれない。
しかしそれは「傷ついた」という感情ではないはずだ。
ましてアスリートは「傷ついている、かわいそう」と思われること
こそ屈辱に感じると思う。

木村氏の発言は(表面的に取れば)的を外していると思った。




リオ五輪 [柔道]

いよいよ開幕、リオ・オリンピック。

とはいえ正直、自分としてはいまひとつ盛り上がっていない。
柔道とか、深夜に行われているので、朝になって結果を
知らずに録画を見ようと思っても、なんだかんだで
ニュース等で結果を知ってしまう。
そうすると、録画を見る気も薄れがち。

よく言われることだけれど、
こと柔道に関しては日本では「金至上」みたいな
部分があって、今回の(いまのところの)銅メダルラッシュも
評価は様々。
そのへんについてはまた改めて感想を書くとして、
「夜中に録画して、ソレを見る前に結果を知ってしまう」
という立場として「だけ」から感想を述べると、
銅メダルって物凄く微妙。
同じ「試合をTVで見る前に結果を知ってしまう場合」でも
金メダル獲得、なら、それはそれで見たくなるわけだし、
一回戦で敗退、とかならそれはそれで、なにかあったのかよ、と
見る気になったりするわけだが、銅メダルってなんか微妙。

いざ試合を見てしまえば流石にトップ選手たちの戦いなので
見どころは、いくつもあるんですけれどねえ・・。

JJM・女子柔道部物語 連載開始はどうなった [柔道]

2015年12月、小林まこと先生の名作・柔道部物語の続編的な
「女子柔道部物語(JJM)」
が2016年夏に雑誌・イブニングで連載開始される、
という情報が流れた。

個人的には柔道漫画の双璧は
小林まこと・作「柔道部物語」
河合克敏・作「帯をギュッとね!」
と思っているので、この情報には狂喜した。

しかし、今現在、連載開始にかんする続報は全く無い。
もともと遅筆で有名な小林先生、
下手すりゃ一年くらい開始が遅れる?
いや連載開始すら至らないかも、との懸念はあった。
いまはただ祈るのみ(笑)。

判っているのは
「北海道・旭川が舞台」
「主人公は白帯スタートの女子」
と、ある程度のラフな下書きだけ。

勝手に予測していた女子柔道部物語のストーリーは
柔道部物語の主人公・三五十五の娘?
それとも三五の恩師・五十嵐先生の娘?
(柔道部物語のラスト近くに五十嵐先生に娘が生まれたという
 エピソードがある)
かと思ったが、
情報にあった主人公の顔は、ラフ画で見る限り三五君独特の
太い眉毛ではないから、娘ってことじゃなさそうだな、と。
柔道部物語の舞台となった新潟(新賀田)ではないってことで
五十嵐先生の娘ってことでもないのかなあ・・と。
そうなると、主人公は全くの新キャラで、
そこに柔道部物語のキャラや、その子供たちが
色んな形で絡んでくるのかな、と想像している。

もともと柔道部物語が連載していた時期は
浦沢直樹先生の「YAWARA!」が連載された時期と同時期で、
思いっきり柔道に追い風が吹いた時期でもある。
実際にはYAWARAばかりが世間で話題になって
柔道部物語は少しマニアックな存在では合ったが。

その小林まこと先生が書く
「女子柔道部物語」
ひたすらに読みたくてたまらないし、
リオ五輪と上手く連動すれば大ヒットもありうると思うのだが・・

早く連載開始して欲しい(笑)。



世界柔道と世界陸上 [柔道]

期せずして?世界柔道と世界陸上がTVで放送されています。
柔道は深夜、陸上はゴールデンタイムですけれどね。
マラソンも柔道もかかわってる人間としては
どっちもゴールデンでやってくれ、というところですが(笑)。

世界柔道は深夜放送なのでリアルタイムで見るのはきつい。
では録画して翌日に見ようかと思っていると、
翌日の朝に、新聞とかネットニュースで結果が判っちゃうんですよね。
「××金メダル」とか。
逆にニュースになっていないと
「あ、メダル取れなかったんだ」
と判ってしまうし(哀)。

結果を知らずにハラハラしながら録画を見たいんですけれどねえ・・。

日本勢、頑張っているようで何よりですが(笑)。

「からん」・・とその他の柔道漫画 [柔道]

前回に柔道漫画「からん」について書いたけれど
その際に「柔道漫画」でネット検索したら意外なほどに
柔道漫画に付いての色々な意見を目にして面白かった。
それらを箇条書きで・・。

・「からん」は予想以上にファンが多かったようで
アフタヌーン誌での打ち切りを嘆く声が多かった。
もっとも作者の木村紺先生は新連載のたびに作風を
かなり変える方のようで、その辺も賛否両論。
現在はボクシング漫画「マイボーイ」を連載中のようだが
こちらも賛否両論。それだけに読んでみたい気もするが。

・「コータローまかり通る柔道編」
これも意外に人気や評価が高かった。
私もコータローは好きだが、もともと空手漫画であるし、
柔道編がそんなに評価が高いとは思わなかった。
Dブロック編とかバンド編とかも好きなんだけれど、
「L」が作者腰痛のため休載になってからそれっきり・・
もう復活は無理なんだろうかなあ。
この漫画を好きになって読み続けたことで
空手だけでなく他の格闘技から音楽まで
知ることになった人は意外に多そうなんだが。

・「花マル伝」の作者の、いわしげ孝先生が
お亡くなりになられていると始めて知った。合掌。
「花マル伝」「新花マル伝」それぞれ19冊。
2つで38冊。
ということは柔道漫画としてはかなり巻数は多いほう。
そういう意味でもやはり名作だったといえそう。

・「とめはねっ!」は帯ギュの河合克敏先生の描かれた
書道漫画なんだが、登場人物の一人に高校女子柔道の
第一人者がおり、柔道シーンの描写も多い・・
のは知っていたが、最終話ちかくにゲスト的に
帯ギュの登場人物も出てきているらしい。
あくまでスポット参戦?らしいが、これは是非見てみなければ(笑)。


「からん」柔道漫画 [柔道]

柔道漫画の名作と言えば
「柔道部物語」小林まこと・作、と
「帯をギュッツとね」河合克敏・作の2つが飛びぬけていると思う。
あとは「YAWARA」か「花マル伝」「新・花マル伝」
あたりが個人の好みの差で浮上してくるかな、と思っている。

ところが異色のダークホース的漫画もあるのだ。
それが「からん」だ。

一見、女子高学園物漫画なのだが、柔道の場面の描写も繊細で細かい。
それだけに及ばず、学園物、柔道物としても読み応えのある内容になっている。
さらに、ギャグもそうとうにキレッキレである(笑)。

からんはアフタヌーン誌にて連載終了になっていて、多少、複線を回収できて
いない面はある。
けれど柔道漫画として独特、そして単に漫画としても紛れもない名作だと思う。



年寄りの冷や水? [柔道]

先週の柔道練習で投げられまくって肩と胸を痛めた。
頭だ腰だを打たなかったし受身を失敗した自覚はない。
けれど、投げた相手がそのまま体の上に落ちてきて負傷してしまった。
これだって、そうなると予測して相手の体を受け流すぐらい
かつては出来たのだが、それを失敗して負傷してしまった。
これ自体が「年寄りの冷や水」ってやつかな、と思うのだが、
それにプラスして、筋肉自体がかつてのように
ちょっとやそっとの衝撃等跳ね返すことが出来なくなった感じだ。
以前だったらこの程度の打撲、跳ね返していたような気もするのだ。
やっぱ、こういうのが「年寄りの冷や水」ってやつなのかな・・・。
年はとりたくないなー。

柔道マンガ「KIMURA」 [柔道]

増田俊也氏の「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を原作としたマンガ版。
週刊大衆連載中で、現在0巻から3巻まで発売中。
1巻からは木村政彦氏の生涯を幼年時代から描いている。
0巻は何故木村政彦をとりあげるのか、原作者が思い至った経緯を
近年の格闘技ブームの流れの中から解説した「序章」になっている。
部分的に同原作者の「七帝柔道記」の登場人物も登場し、
原作者の後輩・中井祐樹氏も登場する。
作画は「プロレススーパースター列伝」や「男の星座」などで
有名な原田久仁信先生。

似顔絵には定評のある原田先生だが、なぜか幼年時代の木村政彦は
まるで「男の星座」に出てきた梶一太そっくりで、あまり木村政彦に
似ているとは思えなかった。
それが巻数が進むにつれてじょじょに変化して木村氏に似ていった。
この辺になにか事情があったのかわからないが・・謎だ(笑)。

原作本を忠実に漫画化していくと、全15巻くらいになりそうだが、
果たして原作者の想いのように
「木村政彦という不世出の柔道家を世に知らしめる」
作品となるだろうか。
なってほしい。



世界柔道開幕 [柔道]

昨日からロシアでの世界柔道2014が開幕した。
これから数日間、熱戦が続く。頑張れ日本。
毎晩23時過ぎからのTV中継が楽しみだ・・・ったのだが・・。

当然のことながら、結果を知らずにリアルタイム生中継感覚で
TV放送を見たいのだが、すでに昨日今日と
さあTV中継を見ようとネットを繋ぐと(パソコンでTVを視聴しています)
いきなりネットのニュース速報での
「××選手、金メダル」とか「○○選手、惜しくも」とかの記事が
いやおうなく目に飛び込んできてしまう。

や~め~て~。

なんなのこの推理小説を読もうとしたら一ページ目に犯人の名前が
書いてあるみたいな展開。

最近、TVの視聴率低下が話題になっていたりするけれど、
スポーツ中継等の視聴率低下って、結構こういう問題が絡んでいるのでは?

なにはともあれ頑張れ日本。

柔道本「実録小説 プロレス対柔道」 [柔道]

「実録小説 プロレス対柔道」 桜井康雄・著。

力道山が初の日本人プロレスラー、
世間ではそんなイメージが強いと思うのだけれども、
実際には力道山以前にプロレスのリングに上がった人は多い。
そして良く考えれば当たり前?なのだが
日本人としてはプロレスラーになるより、プロレスに立ち向かった人も
いたわけで・・。
そこまでは言われてみれば気がつくのだけれども、
かつて日本の名誉、日本柔道(あえて言うなら講道館柔道)の存亡をかけて
これほどまでに激闘が繰り返されたとは知らなかった。
そしてまた、その試合内容が凄い。
ヘッドロック、裸締め、裏投げ・・それらが一撃必殺もしくは逆に数十分に
わたって相手を締め上げる「必殺技」として使われている。
まさにここ数年の格闘技ブームを
「え、そんなもん大正時代は当たり前だったけれど」
と再認識させようかという内容の本。

多分、昭和40年代の東京スポーツ紙面に連載されたものをまとめた本なの
だろうけれど、かつてのプロレスがエンタメ化する前の、
そして柔道がスポーツ化する前の、
「プロレスと柔道の奇跡の遭遇を記した名著」
だと思います。

講道館柔道、そしてアド・サンテルの両方に敬意を払いたくなる本でした。

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