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柔道本「七帝柔道記」 [柔道]

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
の著者・増田俊也氏の自伝的青春期。

北海道大学柔道部にて寝技に重きを置く高専柔道に
青春をぶつけた物語。
壮絶な練習の日々はいまどきの若者の青春期とは
かけ離れており、なんでそこまで辛い練習に耐えるのか
ほとんどわからないまま話は進む。

だが、あえて著者が「なぜ耐えたのか辞めなかったのか」
を明言しないのが、また、良い・・と思う(笑)。
単なる根性物ストーリーでもない、
単なる勝利至上主義でもない、
それでいて読み終えた後、いままでに体験したことのない清涼感を感じた。

ちなみに青年漫画誌「ビッグコミック・オリジナル」で漫画化され連載中。
原作を読んでいても楽しめるので、今後はこちらにも期待。


柔道本「折れない心」 [柔道]

「折れない心」 野村忠宏・著
柔道でオリンピック3大会連続金メダルという
「平成の三四郎」野村選手の自伝。
レベルが違うなあ、という話ではあるのだけれど、
怪我のレベルや悩みもレベルが違う。オリンピッククラスの選手は
苦悩のレベルも違うのだなあ、と感じました。

また本人曰く、中学くらいまでそれほど目立つ存在ではなかった、
というのも驚き。てっきり幼少時代から天才児だったのだろうと
想像していたので。
とはいえ家系的にはやはり柔道一家であって
祖父が柔道道場経営、父も柔道コーチ、叔父もメダリスト。
そりゃそのレベルの中ではちょっとやそっとじゃ目立たないだろ、とも(笑)。

スポーツ、特に格闘技をやる方は本当の怪我との戦いだな、
と感じた本でした。

柔道本「栄光一途」 [柔道]

ここ最近、自分としてはハイペースで読書している。
その殆どが柔道関係。
そしてそれらがいずれも技術本・・ではない(笑)。

「栄光一途」作・雫井修介
日本柔道のオリンピック代表選考に絡めたミステリー。
ミステリーとしての部分以上に、柔道選手の心理、試合描写が予想以上に
共感できて判り易く、どんどん引き込まれていった。
あえて言うなら主人公よりも脇役の存在感のほうが印象に残りすぎか?

続編があるそうで、そちらはスキーの世界が舞台らしい。
かつて自称スキーヤーだった自分としては、そちらも是非呼んでみたいと思った。

駅員さんが背負投 [柔道]

地球の裏側では世界柔道2013が開幕。
今ひとつ世間は盛り上がっていませんが日本選手が頑張っていて嬉しい(笑)。

それとは関係ないけれど

以下、livedoor Newsより
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女性駅員、暴行容疑男背負い投げ 駅員らと取り押さえ
 神奈川県警は28日までに、横浜市西区の京急横浜駅で女性駅員(21)を殴ったとして、横浜市南区新川町、無職蛯名宙容疑者(34)を現行犯逮捕した。県警によると、女性駅員は高校時代に柔道を習っていた黒帯の有段者で、容疑者を背負い投げ。他の駅員らと取り押さえた。26日午後11時ごろ、横浜駅改札で、女性駅員の顔を数回殴った疑い。乗り越し精算をしないまま改札を通ろうとしたため、女性駅員が引き留めたという。
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駅員さん、お見事デス。

この手のニュースで思うのは、投げられた男性はこのさきずーっと
「女に投げ飛ばされた男」
と周囲から言われるだろうということ。

単純に「警察のお世話になった男」と周囲から言われるよりも
かなり有効な社会的制裁?になるのではないかと(笑)。

もちろんなんだかんだと自己弁護はするだろうけれど
駅の改札口で本気で体重かけて投げられていれば
言い訳したくてもしゃべれない状態にされていただろうし、
自分が手加減されていたことが分かる日がくるのかなあ、
なども思うなあ。



「真・餓狼伝」作画はファイティング寿限無の野部優美先生 [柔道]

「真・餓狼伝」を読んだ。面白かった。
一年くらい前にヤングチャンピオンで「ファイティング寿限無」が連載終了。
期待していたのに連載終了でがっかりしたのだけれど、作画の野部優美先生が
週刊少年チャンピオンで連載(原作・夢枕獏先生)していたとは知らなかった。
最近に発売になったらしいコミックス第一巻を読んだ。
主人公の顔が寿限無とほぼ同じような気もしたが(笑)。

舞台は現代と大正時代が適宜に交錯して取り上げられる模様。
主人公は謎(第一巻では)の格闘家・丹波文吉。
私は小説版を読んでいないのだけれども、多分「餓狼伝」の
丹波文七の血縁なんだろうなあ。

「真・餓狼伝」第一巻は丹波vs前田。
第二巻にも期待大(笑)。

それにしても・・講道館柔道というか、設立初期の高弟の
西郷四郎とか前田光世とか、やたら主人公の敵役的に
扱う小説や漫画が多いような・・。修羅の刻とか。
まあそれだけ強さの目安にされやすい存在なんだろうけれど。



参段 [柔道]

せっかく苦労して手に入れたのだし写真アップ(笑)。
130607三段免状.jpg

代理人記者会見 [柔道]

園田監督の辞任で収束するかと思っていた
「女子柔道告発問題」
代理人の方の記者会見でまた動きが出てくる模様。
さて、何をどこまで追求・改善するのかされるのか。

ここから先は、単なる(というと語弊があるけれど)体罰云々の
話ではなくなってきそうだ。

良い形での決着を期待したい。

園田監督、記者会見 [柔道]

園田監督、記者会見で辞意表明。
思いのほか早い展開。
これが本質的に自浄作用なのであれば
評価すべきことだと思う。
そうであってほしい。

女子柔道の暴力的パワハラ問題 [柔道]

朝からTVニュース等で女子柔道の暴力的パワハラ問題が
随分と取り上げられている。
ここ最近の大阪・三宮高校、愛知・豊川工業高校等の体罰問題もあり、
マスコミ報道が加熱気味の感じだ。
こぞって「スポーツ指導と体罰」について色々な論調で報道している。
私自身は体罰は否定する。
体罰が良くないことなのは明らかだし、なにより体罰を「指導の一環として」とか
「愛のムチ」と表する場合も多いが、それが本当に「悪意ゆえのものではない」
のかは誰にも証明できないからだ。
もしも本当に本心から本人もしたくはなかったが「愛のムチ」を
振るった指導者がいたとしたら私もその人を責められない。
しかし、そのムチを振るったという事実は他の「悪意ゆえの暴力」と
区別をつける術がないのだ。結果的に
「言い訳としての愛のムチ」の横行を助長してしまうことになる。
現場の人は大変だとは思うが、慎重に対応をお願いしたい。

連名で直訴した女子15選手はこれから大変だと思う。
マスコミは特定作業に入るだろうし。全柔連やJOCの調査過程で
どうしても色々なしがらみに巻き込まれるだろうし。
今回の直訴は「私達はオリンピックに出れなくなってもいいから」という
覚悟を決めての行動だろう。その覚悟は立派だ。
しかし多分この先は、「私達以外」の人達との人間関係が関わってくる。
例えば後輩達がオリンピックに出れなくなるかも、といった可能性とか。
そうなる・ならないは本質的には彼女達の責任ではないのだが、
事が拗れて悪い方に行かないで解決して欲しいと今は思っている。


三段合格・2 [柔道]

初めて三段戦に挑んだのが三年二ヶ月前。
途中で休んだりしたので良くも悪くもフルに三年二ヶ月の月日を
費やしたわけではないけれども・・長かったなあ(笑)。
獲得ポイントを記録するカード。
可能性でいえば最短だったら3行の使用で昇段出来る人もいるはずだが、
私は記入欄が一杯になって二枚目に突入。
さらに二枚目のギリギリまで行ってしまった。

もしも四段戦に行ったら、何枚までかかるのだろうか?
でもどうせならいっそ・・なにが「いっそ」なんだか自分でも説明できないが、
でも「いっそ」と思わんでもなかったりする自分が怖い(笑)。

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