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プロレスじゃないんだから、の意味 [プロレス・格闘技]

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世間はよく八百長的な行為に対して「まるでプロレス」「プロレスでもあるまいに」と言う。

予想以上にボクシング界も世間も「負けて防衛」を問題視しているようで
この件に関してニュースが絶えない感じ。
某ボクシング系のブログを見ていたらこの件関係の記事についたコメントが1000件超え。
それを読み始めたら読んでも読んでも終わらない。読んでいる最中から追加コメントが
着きっぱなしで追いつけない。こんな経験は初めてだった。

私は基本がプロレスファンであり、そこから派生した格闘技全般のファン。
自分では柔道をやっていますという立場。
そんな私がもう20年近く前に読んだ芸人のビートたけしさんのコラムで
とても印象に残っているものがある。
たけしさんなりのボクシングとプロレスの比較論だった。
大意ではあるが、ボクシングは「敗者に何も与えない世界」
プロレスは「勝者も敗者も傷つけない世界」
そんな意味の分析をしていた・・と思う。

プロレスファンの私としてもかなり納得のいく分析だった。
もっともその当時は色々なスタイルのプロレスの萌芽している時期で、
たけしさんの分析は、データが少々古いなとは思ったが。

けしてボクシングファンではない私が言うのは微妙だと思うが
だからこそ今回、ボクシングファンが言う
「プロレスじゃないんだぞ」という怒りをわかるような気がするのだ。
ボクシングファンは、この、負けたら全てを失うという世界に価値観を
感じて尊重してきた人たちだと思うのだ。
そんな人たちに向けて「負けても防衛」という世界を見せたら、
そりゃ怒るだろう。
もちろんノンタイトル戦として行うのなら問題ない。
しかし実質的にノンタイトル戦なのにタイトルマッチとうたうだけでなく
結果が出たあとに「あれは実質ノンタイトルマッチだから」という行為。
これは許せないだろう。
ボクシングファンに対しての価値観や美学の全否定だ。
ましてそれをボクシング界の内部の人間がボクシングファンに対してしたのだから。

今回の件についてボクシングファンが怒るのは当然だと思う。






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