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交通事故対応・現場での実際 [交通事故]

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保険屋さんは
「事故にあったらまず落ち着いて常識的に対処して」
と仰るが、普通は事故を起こして落ち着いていられる人なんていない。

私の体験では事故を起こして平然としていた相手は一人しかいなかった。
耳が遠くて自分が加害者であることすらわかっていない御老人。
この場合は、平然とされてはいたが冷静とは違うし、むしろ常識外で対応に凄く苦労した。
御老人が100%加害者、私が100%被害者だったが・・(苦)。

この御老人は特別としても、自分が加害者なのか被害者なのかすら、
ちゃんと把握していない当事者が多い。追突された、ならほぼ10対0の被害者だが、
それ以外はなかなか判断もしにくいし。

それでも自分が加害者か被害者か微妙な事故だったとしても、
現場で即対応せねばならぬことはある。
「救護義務」と「安全確保」だ。
負傷者が発生しているなら最低限の応急処置(呼吸確保や止血・保温など)と
二次災害の回避(安全な場所への移動、道路上の危険物の除去、後続車への危険周知など)、
救急車や警察への連絡など、だ。
この辺が保険屋さんのいうところの
「常識的な対応」なのだろうけれど・・現実に事故を起こすと現場ではなかなか
うまくいかなかったりする。
例えば
①自分が負傷して対処できない
自分が加害者であれ被害者であれ、自身が負傷することはあるわけで。
②相手側の拒否
私の経験では結構これが多かった。
相手も気が動転していて事故の内容や怪我の程度を把握できず
「警察!病院!そんな大げさにしなくていいから」
とか言い出す人がいたりした。
そういう場合などもあった。

事故直後の対応もそうだが事故の当面の処理が済んだら済んだで
大抵の場合は 病院や警察や保険屋さんを通して事後処理をせねばならない。
当然、加害者側には現場で「救護義務」「二次災害防止対応」を行ったか確認されるし、
その内容が後に
「刑事上の責任」「民事上の責任」「道義的な責任」
に関わり、それぞれの責任を問われて果たすことになる。

上記の、とくに②のような場合、「相手がそういうなら」と病院にお連れしなかったり、
警察にどどけなかったりすると、
それが後に揉め事の原因となる可能性が高い。
いわく「後になって痛くなった」
などの「あの時はああいったけれど」
といった展開などだ。

だからこそ現場では徹底すぎるくらいに義務を果たすべく対応しなければならない。
病院、警察、保険屋さんへの連絡、加害者被害者互いの身元・連絡先の確認、
できれば事故の目撃者や証言者の確保。

保険屋さんは「最低限、ここまでして欲しい」とはおっしゃっていたが、
それって現実にはなかなか困難なんだよなあ・・
と過去に経験したものとしては複雑な思いで聞いていた。

前述の耳の遠い御老人の場合なんて、
御老人の車が私の車に側方から衝突してきたのに御老人の方には
事故を起こした自覚すらない。車を路肩に移動したり道路上の散乱物を片付けたり、
病院、警察へ連絡したり、全部私がやったのに、
警察ですら最初は私が加害者かと思っていたくらい。
なんせ御老人が平然として一切何もしないので。
しかも一通りの処理が終わったら
「ドライブ旅行中だから」
と旅立ってしまい、警察や保険屋さんへの連絡も滞り・・
あの御老人、その後のドライブや保険屋さんとの対応が無事に進んだのか、
私としては知る由もないのだが・・
確かに保険屋さんって大変なのだろうなあ、と思わないでもない。




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