SSブログ
交通事故 ブログトップ
前の10件 | -

桜塚やっくんの交通事故 [交通事故]

芸能人の桜塚やっくんが交通事故で亡くなられた、とのこと。
ご冥福をお祈りします。

中国自動車道で自身の運転中に中央分離帯に自損事故→
助手席に乗っていたマネージャーが車外にでて他車に跳ねられて死亡→
他の同乗者が車の後方で後続車を誘導しようとしていたが、
交代した桜塚やっくんが突っ込んできた車に跳ねられ死亡、という事故らしい。

高速道路で自損事故をした場合、セオリーとしては
安全を確認しつつ路側帯(左側)に車を移動し、安全確保と他車に事故を知らせるために
後方に反射板なり発炎筒を置くなりして、追突の防止を図る、あたりだと思う。
現実には難しいと思う。
自身も怪我をしているかもしれないし、パニック状態だろうし。
まして自身の運転で事故を起こした、怪我人も出ているとなれば尚更だ。
冷静に判断ができるのならば、まずは後続車が事故を視認して
安全に回避行動を取れる位置まで自身が移動してから、誘導作業を
しなければ意味がない。
「そこで誘導されてもまにあわないよ」
という位置で誘導作業をされても意味がない。
かといって、いざ事故を起こした時に冷静に距離を図って誘導作業に入るなんて
多分、自分には出来ないと思う。

それでも冷静に対処しなければいけないのだから、交通事故は大変だと思う。

交通事故処理・任意保険の使用 [交通事故]

自賠責保険だけでも結構な誤解がまかりとおっているので、
これが任意保険になるともうなにがなんだか(笑)。
なんせ交通事故関係の任意保険といっても
①賠償責任保険
対人賠償保険、対物賠償保険
②傷害保険
搭乗者傷害保険、自損事故保険、
無保険者傷害保険、人身傷害補償保険
③車両保険
車両保険
と大きく3つ、細かく分ければ7つに分かれる。
改めて見てみても、どの保険が何に対応しているのか
名称だけではわかりにくい。
しかし私は少なくともこのうち4つまではお世話になっているし(笑)
そして今のところ私自身の交通事故では怪我の治療を
任意保険で対応しようとして困ったことも困らせたこともない。
前記のオジサンの場合を除いて(笑)。
それは基本的には事故時にすぐに保険屋さんに連絡して指示を仰いだことと、
悲しいかな各種の事故を経験して、少しづつ身をもって勉強したからだ。
そうでなければあんな複雑怪奇な保険の名前や内容を把握して
過不足内なく対応するなんて無理(笑)。

逆に、せっかく任意保険に入っていながら色々な意味でもったいなかった
ケースも経験したことがある。。

10対0で私に全く過失がない追突事故にあったときのこと。
ちゃんと警察に事故検証もして貰い、私にも相手にも事故直後は
とくに体に異常もなかった。加害者さんが運送会社社員のトラッカーさんで
業務中の事故でもあり、会社・保険屋さんレベルであとは淡々と
保険で処理をして終わるはずだった。

なぜかトラッカーさんが事故後に行方不明に。

ちゃんと身分も明かして警察と事故検証を済ませた上でのことだから
「当て逃げ」ではない。それだけに理由がわからなかったのだが、
とにかく会社の方に一切連絡を入れてくれなかった。
事故後に相手側の会社や保険屋さんから何のアプローチもないので
こちらが相手の会社に連絡し、そこでようやく会社側も事故を把握。
相手の会社もトラッカーさんと連絡をとろうとするのだが
「会社で処理してくれ」の一言だけですぐに電話を切ってしまうとのこと。
なんせ仕事がトラックでの長距離運送なので、もともと会社の方には
滅多に帰社しない。
配送先にも連絡を依頼しているが明らかに本人が逃げている、という。
最初は「いくらなんでもそんなことあるか。会社ぐるみで何か誤魔化しているのでは」
と思ったのだが、最終的に会社も本人も対応を遅らせたことでデメリットは大きくなった
(事故の刑事・行政処分とか車の修理や代車にかかった経費とか)。
だが何らメリットは得なかったはず。
もったいないのは運送会社だけあって、交通事故の保険的な備えは
万全だったらしいのだが、なにせ本人が逃亡?を続けるので
進められる処理も進められない。極端な話、私が大怪我を負っていたとしても
治療費とかの支払いは全く問題がない体制だったはずなのだが・・
驚きなのはこのトラッカーさん、ゴールド免許所持者だった。
「事故経験無し」が悪い方向に作用してしまった模様。

まさしく保険屋さんが嘆く
「間違った事故対応をする人」
の決定版だった。プロの運転手でゴールド免許所持者だというのに。

事故処理には知識だけでなく、
やはりある程度の「馴れ」は必要ということなのだと思った。
出来るだけ「実際に経験」して馴れたくはないものだが、
それだけに小さくても事故にあったときには
有耶無耶に処理せず、ちゃんと対応して
せめて「次の時に経験として活かせる」ようにしておくことが
必要なんだと思った。
いや、次の機会なんてないほうが良いのだけれども。

それにしても保険の名称や用語って難解過ぎ(笑)。





交通事故処理・自賠責についての誤解 [交通事故]

前記のオジサンほどではないにしても、事故対応に関して
ワリと多くの人が勘違いしていることはあるようだ。
「?。この加害者さん、なんか変なこと言うなあ」
と感じた場合、小さな勘違いが起因だったことは多かった。
ほんの小さな勘違いだったりするけれども、それが原因で事故の当事者としては
とても面倒な説明や会話に時間を取られたこともあった。
とらせたこともあったと思う思うので申し訳ないが。

例えば「自賠責保険」の使用に関する誤解。
自賠責保険とは
①正式名称は自動車賠償責任保険
②強制保険である。自動車と原付の所有者と運転者は
 加入が義務づけられている
③対人補償である。物損は適用外。
 対象は被害者の死傷である。加害者の死傷は対象外。

ってことなのだが、ワリと
「自賠責って任意だっけ強制だっけ」
と言われたことが多かった。まあこの辺は、
自動車に関する保険は強制(義務)も任意も含めて
すべて自賠責というんじゃないの、みたいな単純な勘違い
をしている人が多いってことのようだ。

他に多かったのは
「自賠責って車の修理に使うもので、怪我の治療には使えないんでしょ」
といった誤解。
この誤解をしている人とも何人か遭遇したが、それぞれ誤解に至る過程が
違っていて印象に残った。残したくなかったが(笑)。

一つは名称が自動車賠償責任保険なので
自動車=機械=物損だけが対象の保険
と勘違いしていたケース。
ようするに対人補償の保険ならば対人賠償責任保険という名称のはずだ、と
いう思い込み。
もう一つは
TVの任意保険のCMなどで、自賠責保険だけでは補償しきれない場合もありますよ、
とか言うのを聞いて
自賠責では巨額な治療費が払えない=自賠責は治療費が払えない、
と誤解していたケース。
実際には自賠責は対人保険.
被害者(被害者である運転者、もしくはその同乗者あるいは歩行者など)
に対する保険だ。限度額はあるが。
そして対人のみであり、物損には適用されない保険なのだが・・。
もう一つは、
自分が加害者の場合は自分の「怪我には」自分の自賠責は「使えない」。
この事実が、これまたなぜかどこかで言葉が短縮されて、
怪我には使えない、と間違って頭にインプットされてしまっていたケース。
おそらくは
「いやあ自賠責に入っていたけれども(俺は加害者だから自分の)
 怪我には使えないって言われてさあ。」
というような会話をどこかで聞いたので、とかが原因のようだった。

警察等が発行する交通事故証明書がない場合やその他など、
自賠責を使う要件を満たしていない場合は別として、
上記のような誤解で使用しなかったり使用をめぐって揉めたりとなれば、
加害者被害者双方ともに無駄に不幸だと思う。

いっそ自賠責保険、なんて名称はやめて
「国民義務対被害者死傷保険」
とでも改称して欲しいと思ったこともあった。
それはそれでまた新たな誤解を生むかもしれないが。



交通事故処理・加害者が「治療は・・」? [交通事故]

前記のケースとは逆で、私が被害者で相手が加害者。でも・・(悲)。

車に乗って信号待ちをしていたら後ろから追突された。
車の損傷は一見では軽微。
けれどやはりムチウチ懸念はあった。
そこで警察に連絡して事故検証をしてもらおうとしたら・・
加害者のオジサン(50歳代)が、
「頼みますから警察は呼ばないで!」
とのこと。

???。もしかして無免許とか?
と戸惑いつつ問いただした。
警察呼ばなきゃ事故証明もとれないし、治療施設に行かなきゃ診断書ももらえない。
それじゃ車の修理も体の治療も保険で代金を賄うこともできない。
逆に普通に警察呼んで検証して、普通に治療施設で治療してもらえば
殆ど保険で賄えるでしょ、と。
それをしないと完全に自腹で全額負担することになるよ、と。

するとオジサン、涙ながらに
・某自動車ディーラーの役職者
・立場上、事故の加害者になったことが会社にバレたらクビになる
とのこと。

いやまあ、正直なのは結構だけれど・・・
もしも私が「ナニワ金融道」の灰原君だったら、
アナタは念書の一つも書かされてムシれるだけ
むしられちゃうところですよ・・
とか思った。
でも私は灰原君じゃなくてイチ社会人だし、そういうことはしないけれども、
じゃ、私はどうしたらいいのと聞いてみた。

オジサンの「お願い?」は遥か予想外に斜め上の方向を向いていた。

「治療をしないで欲しい」

?????どーゆーこと?

結局、このオジサン、
・警察を呼ぶ→会社にばれる
・病院、接骨院、その他治療院のどこでも治療に行く→会社にばれる
という考えで頭が一杯になっていた。

・・・もし私が「ミナミの帝王」の萬田ハンだったら、
アナタは借用書の一つも書かされてキッチリと
カタに嵌められちゃうところですよ・・
と思った。
まあ私は灰原君でも萬田ハンでもないので、オジサンに
「いやいや、色々誤解してますよ。」
と説明した。なんで被害者の私がこんな説明を、と思いつつ。
数十分かけて、その間、言葉は低姿勢でも意味的には
「警察呼ぶな、治療にいくな、会社に言うな」
と、単純に考えても色々とまずいし身勝手なお願いを
泣きながら喚かれて・・

なんとかかんとか納得させた。
結局のところ、いろんな面で私がしなくていい配慮をした上での解決だが。
なにこの無駄な時間と無力感(悲)。
アホらしいのは、結局最後までオジサンが私を信用しないで
「警察にだけは。」「会社にだけは」と。
ほんと、灰原君や萬田ハンほどではなくても
「なら十二分に保証してもらわなきゃなりまへんなあ」
となって当然の展開だった。
しなかったけれど。
結果的には金銭など一切やりとりなしでの示談にした形。

これってオジサン丸儲けだったけれども、手前ミソだが
被害者が私だからこれで済んだのであって、
もしも被害者がが翌日にオジサンの会社に現れたら
オジサンの一生は破滅にまっしぐら。
オジサンにそれを防ぐ手立てはなかったケース・・。

というか、あの認識では、いつかどこかでドツボにハマるなあ、
と思ったのだが、その後、オジサンとは一度もお会いしていないので、
今どうしているかは知る由もない。





交通事故処理・被害者が治療拒否? [交通事故]

例えば、私が加害者で相手が被害者だったケース。

相手には特に外傷は無い模様だった。
そのためか事故直後から相手は
「大げさにしたくない」
とのことで警察も救急車も呼ばなくていい、と拒否。
しかし私の方で念のため救急車を要請。警察にも連絡。
結局は警察に事故検証はして頂いたが、救急車はキャンセル。
医者にも行きたくない、出勤する、というので勤務先まで私の車で送り、
上司の方に事情説明とお詫び。
勤務終了時間を見計らってお伺いし、自宅まで送迎。
翌日も送迎。ご家族の方は別居していたので会えず。
その間、何度も
「治療に行きましょう、痛くなくても後遺症とかあるから検査に行きましょう」
と病院行きをお願いするも、「大丈夫」の一点張りで行っていただけなかった。

で、結果、
3日後くらいに病院にいっていただいて幸いに後遺的な怪我の発症はなかった。
しかし物損事故から人身事故に扱い変更で私は警察に再出頭。
後に私は免停。さらに被害者の家族からは保険屋さんに
「加害者の方から誠意が感じられない」
と連絡が入るというオマケ付き。

好意的?に解釈すれば・・
被害者の方は本気で「加害者さんに迷惑をかけたくない」と思って頂いたのだろう。
しかし仕事に行けば部下を気遣う同僚がいらして、
家に帰れば子供を気遣う家族がいらっしゃった。
そういった周りの方への説明が、うまくいかずにこじれたようだった。
「加害者にいいように丸め込まれてしまっている」と疑念を抱かれた模様。

幸いだったのは、警察や救急車をちゃんと呼んだこと、
勤務先で上司の方に説明をして、検査や治療を勧めたこと、
これらが記録や証言として得られたので、後には家族の方の誤解もとけた。
しかし、もし被害者の方がそう言うならばと警察も救急車も呼ばず
勤務先に送迎も説明もしなかったらどうなっていたか?
ぞっとする。誤解を解く術がなかったと思う。
警察や病院への連絡から勤務先や保険屋さん、または車の修理屋さんへの連絡など、
すべからく「記録」「証言」を残すことの重要性を思い知った。
「こう言われたので」
「こう思ったので」
だけでは第三者に信用されないこともあるのだな、と。

さらに反省点をあげるならば、保険屋さんともっと密接に連絡を取っておくべきだった。
ちゃんとすべき対応をしていたと細かく伝えておけば、家族から保険屋さんに
連絡が行ったときに「その点についてはこうだったんですよ」と、
そこで誤解をといて貰えたのではないかな、と思う。

事故対応って念には念を入れないといけないな、
そう思った経験だった。










交通事故対応・事故にあった場合 [交通事故]

「交通事故対応・現場での実際」でも書いたのだけれど、
いざ事故対応をしようとしてもセオリー通りにいかないことは多い。
理想的な事故処理としては
1・負傷者や怪我人の救護・安全確保
2・警察や病院への連絡
3・加害者被害者の情報確認
4・目撃者確認、証言確保
5・家族、会社、学校、保険会社、修理工場等への連絡
7・医療機関での受診
8・「診断書」「交通事故証明書」等の取得
9・各種保険の適用申請
10・各種記録の保存管理
といった具合にすすめることになると思うのだが、
現実にはなかなかうまく進まないことが多いようだ。
そして、うまくいかない原因が怪我や負傷の程度や有無等だけではなく、
単純な誤解からだったり、好意に由来するものだったり、
極めて個人的な理由からだったりすることがあるから返ってややこしくなる。
私もそういった経験が何回かある。

そう言った苦い失敗例?を2・3例、書いてみようと思う。


交通事故対応・「大丈夫ですか」の一言 [交通事故]

事故に関わった直後は、自分が加害者か被害者かわからないとか
過失割合がわからない場合はある。
しかしそれで思考停止するなり行動停止してもしょうがない。
前期の通り、大前提の行動をするとして、
そこにプラスして私の場合はまずは相手に一言、
「大丈夫ですか」
と声をかけることにしている。
なんということはない言葉だが。

けれど事故直後のパニック状態でも
「事故ったら大丈夫ですか、だ」
と頭に刻んでおくと、いざその時に自然と「救済義務」へと動ける。
「大丈夫ですか」と
とにかく発することで負傷の有無を確認して処理しなければ、と、
思考がそっちの方向に向いてくれる。
その上、この言葉はけして尊大でもなくへりくだってもいない。
いわゆる加害者のくせに、とか被疑者ヅラして、とか思われにくい言葉だと思う。
それでいて相手のことを気遣う言葉だと思うからだ。
つまり「その時に相手を気遣った」という事実は残る。
だが別に
「私が悪かった」とも
「私は悪くない」とも言ったわけではない。
これが事故でパニックになりつつ、相手を気遣いつつ保険屋さんにも
迷惑をかけないレベルの対応じゃないかなあ、と私は思っている。
保険屋さんに確認をしたわけではないし、もちろん中には
「なにが大丈夫ですかじゃボケ」
と言ってくる相手もいるかもれないが(苦)。

けれどこの言葉をかけることの一番大きなメリットは、
言った本人も同時に「落ち着く」ことだ。
事故直後、やみくもに「どうしようどうしよう何をしよう」とパニックになるよりは
「まず相手と自分の負傷確認」これを第一に心がけて向き合うことで、
かなり落ち着くことは出来る。
大体、事故直後に整然とあれもこれもてきぱき処理出来るものではない。
まずは落ち着くために相手に
「大丈夫ですか」
と声をかけてひと呼吸入れる。
それがいいんじゃないかな、と私は思っている。

いや、もちろんまず事故に会わないように行動するのが
第一なのだが(苦)。


交通事故対応・普通に考えれば [交通事故]

保険屋さんは
「加害者の方が全くなにも事故対応をしないか、逆に、
 過剰に何でも責任取りますと約束するなど、両極端過ぎる」
と嘆いていらした。
つまり、
①加害者なのに救護義務を行わないどころか謝罪もしない、
 それどころか名前すら名乗ろうとしない、とか。
 (私もこれをやられたことがある)。
②保険に入っているから何でもかんでも対応・弁償します、と
 念書まで書いて渡した、とか。

またはその中間とでもいうか、
③保険に入っているので保険屋さんに全てお任せいたしますので、
 とか、全くかかわらないタイプ。
などを例として上げていた。

冷静に見ればいずれの対応も、間違っているのは明白だ。
前記したように「やるべきことをやって」が大前提だから。
大前提をこなした上ならばまだ③は救いようもあるが・・。

①に関しては世にはびこる
「事故のときは謝ったら不利になる」
という、論理や根拠が不明?な考えに由来する人も多いようだ。
この対応方法が現実にはまことしやかに唱えられている原因は、
「アメリカとかでは・・」みたいな根拠があやふやな話の影響か、
おそらく②のような対応をする人が出た時に保険屋さんから
「謝りすぎないで」とたしなめられた人が反動?として
こういう説を流布したのではないか、私はそう思ったりしている。
一方で①のような対応をした人はあとで保険屋さんから
「誠意をみせるのが第一」とか言われて、今度は②の方向に
走りすぎたりするのではないかな、と考えたりしている。

私が被害者として事故にあい、加害者側から①のような対応をされたときは凄かった。
謝罪しないどころか名乗らない、それどころか警察が来て免許証の提示を
求めてすら拒否。互いに仕事中の事故だったので、後は会社と会社で
キッチリと責任を付けてもらったが・・。

けれど理屈では分かっていても、いざ事故を起こしてしまった時には
自分が加害者なのか被害者なのか、割合はどうか、と咄嗟に冷静な対応はとれないものだ。
そして悪くするとその時のほんのちょっとした判断ミスで
①や②の対応をしてしまう人はいるだろう。
もしくは本人が「そんな気はなかった」としても被害者側から見たら
「そうとしか思えない」と心象を悪くする行動や言動をしてしまうことも。

私も過去の事故体験で、そういった嫌な思いもしたし、意図しないところで
相手に嫌な思いもさせていたかもしれない。
そう思うようになっってから、私は事故にあったらとりあえず
「大丈夫ですか」
と、まず相手に声をかけることにしている。
この一言がとても大事だと思うからだ。

いや、まずは事故を起こさないよう行動することが第一ではあるが(悲)。


交通事故対応・現場での実際 [交通事故]

保険屋さんは
「事故にあったらまず落ち着いて常識的に対処して」
と仰るが、普通は事故を起こして落ち着いていられる人なんていない。

私の体験では事故を起こして平然としていた相手は一人しかいなかった。
耳が遠くて自分が加害者であることすらわかっていない御老人。
この場合は、平然とされてはいたが冷静とは違うし、むしろ常識外で対応に凄く苦労した。
御老人が100%加害者、私が100%被害者だったが・・(苦)。

この御老人は特別としても、自分が加害者なのか被害者なのかすら、
ちゃんと把握していない当事者が多い。追突された、ならほぼ10対0の被害者だが、
それ以外はなかなか判断もしにくいし。

それでも自分が加害者か被害者か微妙な事故だったとしても、
現場で即対応せねばならぬことはある。
「救護義務」と「安全確保」だ。
負傷者が発生しているなら最低限の応急処置(呼吸確保や止血・保温など)と
二次災害の回避(安全な場所への移動、道路上の危険物の除去、後続車への危険周知など)、
救急車や警察への連絡など、だ。
この辺が保険屋さんのいうところの
「常識的な対応」なのだろうけれど・・現実に事故を起こすと現場ではなかなか
うまくいかなかったりする。
例えば
①自分が負傷して対処できない
自分が加害者であれ被害者であれ、自身が負傷することはあるわけで。
②相手側の拒否
私の経験では結構これが多かった。
相手も気が動転していて事故の内容や怪我の程度を把握できず
「警察!病院!そんな大げさにしなくていいから」
とか言い出す人がいたりした。
そういう場合などもあった。

事故直後の対応もそうだが事故の当面の処理が済んだら済んだで
大抵の場合は 病院や警察や保険屋さんを通して事後処理をせねばならない。
当然、加害者側には現場で「救護義務」「二次災害防止対応」を行ったか確認されるし、
その内容が後に
「刑事上の責任」「民事上の責任」「道義的な責任」
に関わり、それぞれの責任を問われて果たすことになる。

上記の、とくに②のような場合、「相手がそういうなら」と病院にお連れしなかったり、
警察にどどけなかったりすると、
それが後に揉め事の原因となる可能性が高い。
いわく「後になって痛くなった」
などの「あの時はああいったけれど」
といった展開などだ。

だからこそ現場では徹底すぎるくらいに義務を果たすべく対応しなければならない。
病院、警察、保険屋さんへの連絡、加害者被害者互いの身元・連絡先の確認、
できれば事故の目撃者や証言者の確保。

保険屋さんは「最低限、ここまでして欲しい」とはおっしゃっていたが、
それって現実にはなかなか困難なんだよなあ・・
と過去に経験したものとしては複雑な思いで聞いていた。

前述の耳の遠い御老人の場合なんて、
御老人の車が私の車に側方から衝突してきたのに御老人の方には
事故を起こした自覚すらない。車を路肩に移動したり道路上の散乱物を片付けたり、
病院、警察へ連絡したり、全部私がやったのに、
警察ですら最初は私が加害者かと思っていたくらい。
なんせ御老人が平然として一切何もしないので。
しかも一通りの処理が終わったら
「ドライブ旅行中だから」
と旅立ってしまい、警察や保険屋さんへの連絡も滞り・・
あの御老人、その後のドライブや保険屋さんとの対応が無事に進んだのか、
私としては知る由もないのだが・・
確かに保険屋さんって大変なのだろうなあ、と思わないでもない。


交通事故の対応・保険屋さんの意見 [交通事故]

知り合いの保険屋さんと話をしたのだが、
つくづく大変な仕事だなあ、と思った。
交通事故が起こると加害者と被害者のあいだに入る立場らしいのだが、
調整?が大変らしい。
しかし話を聞いていたら私にしてみれば微妙な気持ちになった。
私も交通事故の経験はそれなりにある。
物損事故も人身事故も。被害者にも加害者にもなった。
正確に言うと、人身事故の被害者にはなったことがないかな・・
このへんは色々ありすぎてまた別の時に書きたい・・
で、その経験からすると、やはり
「事故もそれぞれ人もそれぞれだからなあ」と思ってしまうのだ。

簡単に言えば「事故」には2種類ある。
「物損事故」事故によって生じた損害が物だけの範囲のもの。
「人身事故」事故によって生じた損害が人体に及び、いわゆる死傷者が発生したもの。
また「人身事故」は医療機関で作成した診断書の警察への提出が要件で、
物と人の両方に被害が発生している場合は概ね「人身事故」扱いになるはずだ。

こう書くと簡単だが、実際には事故の当事者は事故直後に
冷静に判断・対応をするのが難しいし、物損にしろ人身にしろ、
カスリ傷から大破・重症までいろいろあり、またそれを客観的に判断するのはとても難しい。
当然のことながら各人の都合や感情も入り混じるし。

そんな中で保険屋さんとしては
「事故直後の対応が、皆さん悪すぎる」
「全く対処をしないか、する必要のない対応をするとか、極端なのばかりだ」
と嘆いていていらした。私としては
「嘆く気持ちもわかりますけれど・・」
という気持ちがした。


前の10件 | - 交通事故 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。