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交通事故処理・自賠責についての誤解 [交通事故]

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前記のオジサンほどではないにしても、事故対応に関して
ワリと多くの人が勘違いしていることはあるようだ。
「?。この加害者さん、なんか変なこと言うなあ」
と感じた場合、小さな勘違いが起因だったことは多かった。
ほんの小さな勘違いだったりするけれども、それが原因で事故の当事者としては
とても面倒な説明や会話に時間を取られたこともあった。
とらせたこともあったと思う思うので申し訳ないが。

例えば「自賠責保険」の使用に関する誤解。
自賠責保険とは
①正式名称は自動車賠償責任保険
②強制保険である。自動車と原付の所有者と運転者は
 加入が義務づけられている
③対人補償である。物損は適用外。
 対象は被害者の死傷である。加害者の死傷は対象外。

ってことなのだが、ワリと
「自賠責って任意だっけ強制だっけ」
と言われたことが多かった。まあこの辺は、
自動車に関する保険は強制(義務)も任意も含めて
すべて自賠責というんじゃないの、みたいな単純な勘違い
をしている人が多いってことのようだ。

他に多かったのは
「自賠責って車の修理に使うもので、怪我の治療には使えないんでしょ」
といった誤解。
この誤解をしている人とも何人か遭遇したが、それぞれ誤解に至る過程が
違っていて印象に残った。残したくなかったが(笑)。

一つは名称が自動車賠償責任保険なので
自動車=機械=物損だけが対象の保険
と勘違いしていたケース。
ようするに対人補償の保険ならば対人賠償責任保険という名称のはずだ、と
いう思い込み。
もう一つは
TVの任意保険のCMなどで、自賠責保険だけでは補償しきれない場合もありますよ、
とか言うのを聞いて
自賠責では巨額な治療費が払えない=自賠責は治療費が払えない、
と誤解していたケース。
実際には自賠責は対人保険.
被害者(被害者である運転者、もしくはその同乗者あるいは歩行者など)
に対する保険だ。限度額はあるが。
そして対人のみであり、物損には適用されない保険なのだが・・。
もう一つは、
自分が加害者の場合は自分の「怪我には」自分の自賠責は「使えない」。
この事実が、これまたなぜかどこかで言葉が短縮されて、
怪我には使えない、と間違って頭にインプットされてしまっていたケース。
おそらくは
「いやあ自賠責に入っていたけれども(俺は加害者だから自分の)
 怪我には使えないって言われてさあ。」
というような会話をどこかで聞いたので、とかが原因のようだった。

警察等が発行する交通事故証明書がない場合やその他など、
自賠責を使う要件を満たしていない場合は別として、
上記のような誤解で使用しなかったり使用をめぐって揉めたりとなれば、
加害者被害者双方ともに無駄に不幸だと思う。

いっそ自賠責保険、なんて名称はやめて
「国民義務対被害者死傷保険」
とでも改称して欲しいと思ったこともあった。
それはそれでまた新たな誤解を生むかもしれないが。





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