ジョジョの奇妙な感想

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ジョジョといえば押しも押されぬ長期連載の人気漫画なのだけれど、
連載当初はそんなに人気がなかった印象がある。
連載誌「週刊少年ジャンプ」は人気が無ければ掲載ページが
どんどん巻末に移動していき、最短で10週で打ち切りになる、
というのは昔から有名だった。
ジョジョもＤＩＯが石仮面の秘密に気がつき辛くも朝日に助けられた回が
確か巻末掲載だった。
当時「あー、終わって欲しくないのだけれどなあ」と思った記憶があるが
あにはからんや、そこからガンガン盛り返して今や大人気作品。
わからんものだ(笑）。私は第五部からあとはあまり読まなくなったが。

漫画家って大変だなあと思う。
まず、漫画に個性がなければ受けないと思う。そして個性的な漫画は
作者に世間一般とは違う独特の世界観や価値観がないと描けないと思う。
しかし世間一般と違うだけに受け入れられるか単なる「独りよがり」で
終わってしまうかは紙一重なのではないだろうか。
だからといってそこで「少し世間にわかりやすく」と妥協すると
せっかくの個性を失って自滅しかねないだろうし。

ジョジョは連載当初から私は好きだったので、ちょっと先見の明を誇りたいところだが、
実際には「たまたま好きな漫画がヒットした」ってことだけ。
逆に私が「この漫画凄い」と思ったのにヒットしなかったのも山ほどあるし、
「この漫画くだらねえ」と思っているのに大ヒットしているものもあるし（苦）。
同じシャンプの漫画でかつて「構想２年」「堂々の新連載」とか唄って
巻頭カラーでスタートしたが、3週目から巻末が定位置で
一度も掲載順が上がることなく10週で終わってしまった漫画もあった。
私は好きなほうの漫画だったのだが。
その漫画のテーマが「潜水艦バトル」だったのが皮肉というかなんというか。

しつこいようだが「ファイティング寿限無」再開してくれないかなあ。
あと、ヤンマガで連載していた「喧嘩商売」はどうなっていくのだろう？

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